女性の貧血と男性の貧血の違いとは?<貧血を侮る無かれ!>

女性に貧血が多い理由

女性の方が男性よりも貧血になり易いと言われています。
実際、20歳以上の日本女性の5人に1人が貧血予備軍以上の状態であるという話です。
ですから、自分がそうでなくても、周りには1人や2人は貧血気味ですぐに体調を崩すという女性がいるはずです。
女性の場合、毎月の月経で大量の血液と共に鉄分を失う上に、出産に際しては胎児の体を作るために自分の分以外にも鉄分を必要にするわけです。

 

しかも、体内に貯めておける鉄分の量が男性よりも少ないということも、女性が貧血に陥りやすい原因の1つと考えられています。
女性の貧血は、月経や出産以外であれば、子宮筋腫、子宮内膜症などの婦人科系の病気が原因となっていることも考えられます。
患部からの少量の出血が続いていることが原因となっている場合がありますから、貧血の症状が頻繁に起こるようであれば、きちんと検査を受けた方がよいでしょう。

 

また、鉄分を補っても貧血の症状が治まらない場合には、鉄欠乏性貧血ではなく、再生不良性貧血や溶血性貧血である可能性も考えられます。
その場合は、大変深刻なケースですので、一刻も早く専門医の治療を受けるようにしましょう。

 

深刻な男性の貧血

男性にも貧血の症状を訴える人は少なくありません。
ただ、「貧血は女性の病気」というイメージを持っている人が多いようです。
確かに、女性の約2割が貧血および貧血予備軍というのですから、「貧血は女性がなるもの」と思われても仕方が無いのかもしれません。
しかし、女性の貧血の多くは鉄不足による「鉄欠乏性貧血」です。
そのため、原因もつかみやすく、鉄を補うことによって症状が改善しやすいという特徴があります。

 

それに対して、男性の貧血は、主原因となっている他の病気があり、貧血はそれに伴って起こっている随伴症状であることが多いのです。
ですから、貧血は病気が重篤化しているサインであることも少なくないため、より適切な治療が必要となるのです。

 

例えば、胃や十二指腸の潰瘍、胃がんや大腸がん、大腸のポリープなどの患部からわずかな出血が長時間続いている可能性が考えられます。
そのような場合、気がつかないうちに血液と一緒に大量の鉄分を失っているため、貧血の症状を訴える男性からは、潰瘍やがんなど、重篤な病気が発見されることが少なくありません。
特に、男性が40歳を過ぎてから貧血の症状がひどくなったという場合には、重篤な病気が重複して起こっている可能性が高くなりますから、日頃から便の色をよく見るようにして、定期的に精密検査を受けるようにした方がよいでしょう。

 

たかが貧血と侮ってはいけない!

貧血は重い病気のサインであることも少なくないのですが、実際には、貧血気味であることをあまり深刻に受け止めていない人が多すぎます。
中には、「女性は貧血気味なくらいの方が華奢な感じがしてよい」などと思う人や、「たかが貧血なんだから、病院に行くような病気じゃない」などと軽く見ているような人もいます。
しかし、貧血の放置は、事と次第によっては生命にも関わってくる問題にもなるのです。
特に、男性の場合、貧血の精密検査が重大な病気の発見につながることも多いのですから、症状が現れたらしっかり検査を受けるように心がけましょう。

男性の貧血になりやすい年齢層は?そのわけとは?

貧血は女性に多い症状ですが、男性も決して無縁という訳ではありません。
例えば思春期と呼ばれる12歳から14歳の間は、性別にかかわらず成長のために鉄分を必要とすることから、男性も貧血を起こすことがあります。

 

中学生は成長期

12歳から14歳といいますと、小学校6年生から中学校3年生が当てはまります。
ちょうどこのあたりに変声期や精通があり、それまで前から数えたほうが早いくらいの身長だった子が、いつの間にか後ろから数えたほうが早くなるほど成長する時期でもあります。

 

中にはあまりにも成長が早すぎるために、成長痛と呼ばれるヒザあたりに痛みが起こる人もいるようです。

 

痔が原因の貧血

男性が貧血になる原因の一つに、痔があります。
もしも少量の出血が一定期間継続される場合、貧血の疑いがあるため、医師の診断を受けたほうが良いかもしれません。
大量の出血があった場合も同様です。

 

内臓疾患による貧血

成人した男性が貧血になる原因には、内臓疾患によるものがあります。
十二指腸潰瘍や胃潰瘍、大腸ポリープや胃がんや大腸がんといった疾患の場合、体内で内出血を起こすことで「鉄欠乏性貧血」となるケースがあります。

 

もっとも、この鉄欠乏性貧血のおかげで、がんなどの早期発見につながることもあるため、特に40歳以上の男性は、便潜血検査を受診することが望ましいとされています。

 

栄養不足による貧血

げっそり

10代や20代の男性の中には、栄養不足によって貧血を起こすケースもあるようです。

節約の為に食事を削ることで栄養不足になり、鉄分は汗となって消費されることもあることから、貧血に繋がったのかもしれません。

 

貧血は食生活の改善から

貧血は基本的に食生活の改善をすることで、即効性はありませんが解決に向かう傾向があります。
特にコンビニ弁当やインスタント食品が多い食生活の人は、リン酸塩が鉄分の吸収を阻害している為、鉄分不足になりやすいようです。
その場合、サプリメントを上手に活用するのも一つの手です

貧血セルフチェック!

貧血は病院に行く前に、自分で簡単なチェックをすることも可能です。
ここでは、貧血のセルフチェックポイントを紹介していきます。

 

指の爪の状態をチェック

爪

指の爪の状態を見ることで、貧血のセルフチェックができます。

 

貧血状態の爪は、さじ状爪と呼ばれる上に反り返った感じとなったり、指の爪自体が薄くなっていたりします。
爪を生成するために必要な栄養分が行き渡っていないために起こる現象です。

 

それから、投げ込んでいる野球のピッチャーでもないのに、爪が割れやすくなったり、ヒビが入りやすくなっている場合は、要注意です。

 

まぶたの裏側が白い

まぶたの裏側の色を確認することも、貧血のセルフチェックのひとつです。
貧血の状態になりますと、血液中にある赤血球が体内に正常に循環しなくなるため、特に毛細血管の赤い色が薄く見えるようになります。

 

そのため、まぶたの裏側の色が白くなっている場合には、貧血の可能性があります。

 

顔が黄色い

黄色

体調がすぐれない人のことを「青白い顔」と表現するように、血液が滞って酸素や栄養が行き渡らなくなると、毛細血管の赤色が目立たなくなり、白く見えるようになる傾向があります。

 

ちなみにこの「青白い顔」が黄色くなったら「赤信号」であり、SOSの状態です。
生成された赤血球は大体4ヶ月ほどで役目を終えます。
役目を終えた赤血球がピルリピンはきちんと処理されないため、血管に戻ってしまい、ピルリピンの影響で顔や皮膚が黄色くなってしまいます。
この黄色くなった状態は、黄疸(おうだん)と呼ばれますが、貧血の可能性が高いことから、速やかに医師の診断を受ける必要があります。

 

その他のチェックポイント

疲れやすい
めまいや立ちくらみがある
朝起きるときに苦労する
頭痛が頻繁に起こる
朝食を食べない
インスタント食品、コンビニ弁当をよく食べる

その他には、こんなチェックポイントがあります。
異常のチェックポイントに多く当てはまった人は要注意ですよ。